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冴雫
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早速「1日1人」じゃなくなっております。
「2日に1人」「3日に1人」と延びていきそうな気がひしひしといたします。

でも、全員分は書くつもりです!

・・・といいつつ、九郎さんは抜かしてます。
別のところで既に書いたから。

こっちでのも後で別のところのブログにまとめて、既に書いた人の分はちょこっと手直ししようかと思っています。
ちなみに、「別のところ」は、サイトでいうBlogのほう。
こちらはMemoですからね~。


さて、前置きはこの辺までにして、萌え語り・・・というか、感想いきます!
 






「告げられたなら」 聖夜の後で

ふらりと雰囲気のいい店に立ち寄るヒノエ。
次は望美を誘ってこよう、と思っていると、店内から望美の声が。
しかも、男子生徒と一緒。
突然呼び出されたことに対して、将臣に用があるのか、と見当違いの問い掛けを発する。
当然そんなわけはなく、男子生徒は躊躇いの後に望美に告白。
しかも有川兄弟のどちらかとと付き合っていると誤解していた相手は、望美が「大切な幼なじみ」と言ったので、「俺にも望みはある」と希望を持って、改めて告白の言葉を。
「春日の隣を俺の居場所にしてほしい」と。

返事は聞かずにその場を男子生徒が去った後に、ヒノエは望美に声をかけた。
告白を聞いていたことを匂わせ、どうするのかと問い掛ける。

「そんなの、私は……」と顔を赤らめて黙ってしまった望美。
「私にばかり言わせようとしてる」と言われ、ヒノエは「お前を恋う気持ちは誰にも負けていないつもりだよ」と告げる。
しかし、言葉はそれだけでは終わらない。
「ただ、さっきの男にできてオレにできないことがあるのは確かだ」と。
それは、何もかも全てを投げ出して、望美だけを選ぶということ。
しかし、まだヒノエはそれを望美に告げることはしない。
何のことだろう、と気にかける望美に、ヒノエは「叶うならオレのことだけ考えてくれれば嬉しい」と言う。
思わず黙り込んでしまった望美にヒノエが自分はガキだ、と後悔していると、望美は突然「わかった」と頷く。
「迷宮を解いてからもずっとヒノエ君のことを考える。そのかわり、しつこいから覚悟して」と。

ヒノエはそれに頷き、まずは望美の世界を救うことを改めて決意する。
迷宮を解いたその時、望美の隣を誰の居場所にするか。望美の居場所をどちらの世界にするかを選んでもらおうと誓いを立てて。


望美が男子生徒に告白されてる・・・!
ヒノエ君が望美を発見したあたりから、「もしかして・・・」とは思っていましたが。
でも、男子生徒に喫茶店に呼び出されても、将臣への用事かと勘違いしているのが望美っぽいかも。

周囲には、やっぱり有川兄弟のどちらかと付き合っていると思われているんですね。
仲いいですもんね~。
男子生徒、改めて告白し直すところなんかはいいと思うんですが、完全に当て馬なだけの登場。
ちょっと不憫です。

それにしても、どのキャラも「聖夜の後で」で、既に恋人目前状態になっていますよね。
イベントこなして、クリスマスイブの選択し選んだだけで・・・!とかうっかり思ってしまうんですが、それはプレイヤー目線なんですよね。
キャラクターには、3&十六夜記で和議を迎えるまでに育んだ絆があって、それが聖夜を二人で過ごしたことによって表面化してきてるってだけなのかも。

だから、聖夜の後でまだちゃんとくっついたわけでもないのに、既にヒノエ君がどちらの世界を選んでもらうかなんて考え始めてるわけですよ・・・!

途中で「ガキだな」と自分の言動を反省しているヒノエ君ですが、その大人になりきれていない部分がときたま覗くのが、今のヒノエ君の魅力じゃないかな、と思います。



「本気の誓い」 新たな年に

戦いの後。
望美の笑顔が自分だけのものだと言えるようになるまでは、と望美の世界に残るつもりヒノエ。

皆で来たのは、漁船の上からみかんを投げる「船下ろし」を行っている浜辺。
船下ろしと似た行事の汐まつりの話になり、汐まつりがある頃には学校が始まっている、冬休みなんてあと数日・・・と発言した将臣を譲が突き飛ばし、「みかんを取ろうとした」と言うと、見当たらないみかんを探しに将臣を引っ張って行ってしまう。

神仏の加護に自分もあやからたい、と言うヒノエに、望美は何故か持参していたみかんを取り出すと、ヒノエに向かって投げる。
それをしっかりと受けとったヒノエは、お礼にと自らのベルトについていたケッセルを望美に手渡す。
あとで代わりのものを贈る、と言いながら。

譲と将臣が戻ってくると、皆で昼食に行くことになる。
しかし、ヒノエはリズ先生と共にあとから合流する、と告げる。

ヒノエと離れ、弁慶の元に寄った望美は、弁慶に「擲果とは大胆ですね」と言われる。
擲果とは、女性が果物を投げて、男が代わりに身につけている飾りを贈るという、古代の唐土に伝わる求婚の儀式。
当然望美にそんなつもりはない。
だが、ヒノエはわかっていて返礼をした。
戸惑う望美に、弁慶はみかんを返してもらうかと問い掛けるが、望美は「返してもらわなくていい」と答える。

一方、浜辺に残ったヒノエとリズヴァーン。
ヒノエはリズヴァーンに、双方にとって大きな意味を持つ頼みごとをすると切り出す。
見合う返礼は多分できない、一生返すことのできない大きな借りを作ることになる、と言う程の頼み。
それは、リズヴァーンが持っている白龍の逆鱗を譲って欲しい、というものだった。
頭を下げ、望美とふたりで幸せをつかむため、と言うヒノエに、リズヴァーンは「神子を、幸せにすると誓えるか?」と問い掛ける。
ヒノエは、それに「誓う」と即答する。
「この世界と、オレの世界…。どちらの世界の誰よりも望美を幸せにしてみせる。--オレの仕える熊野の神々と熊野の地、そしてオレの名にかけて」と。
その言葉を聞いたリズヴァーンは、「私の役目は終わった」とヒノエに逆鱗を託す。

受け取ったヒノエは、逆鱗を「重い」と評す。「重いけど、愛しい重みだ」と。
そして、「あんたの望美を大事に想う気持ちごと、この藤原湛増が受け取った」というと、リズヴァーンに礼を述べる。
「こんなに誰かに礼を言いたい気持ちになったのは初めてだ」と言いながら。


ヒノエ君がリズ先生から逆鱗を譲り受けるとは予想外・・・!
あれ、ってことは、望美は逆鱗を持ったまま?
ヒノエ君の世界に行く時は二人でそれぞれの逆鱗を使って行くのかな?
迷宮って、望美の逆鱗がどうなっているのかがいまいちわからないんですよね。

この話では、今までのリズ先生の想いをどっしりと受け取るヒノエ君がすごいなぁと思います。
全てを察しているわけではないと思いますが、大きな、とても大きなものを抱えているのを知って、それを引き継ぐって言ってるんですもんね。

一瞬、「あれ、ヒノエ君何でリズ先生が逆鱗持っているの知ってるの?」とか思ってしまったんですが、3&十六夜記の大団円で望美たちの世界に跳んでくる時に、リズ先生の逆鱗差し出したんでしたっけ?
う~ん、話忘れてるなぁ。
後でちょっと確認し直そう・・・。

ヒノエ君に想いを託すリズ先生がすごくお父さんっぽい・・・!
「幸せにすると誓えるか?」とか「私の役目は終わった」とか。
まさに娘を嫁に出す父親のような台詞。
でも、それだけずっと見守ってきたってことなんですよね。

ヒノエ君が本当に望美を嫁にするために望美の父親に同じことを言われたとしても、今回と同じように即答するんでしょうね。

 

「賭けをしよう」 後日談

皆が元の世界に帰った数ヶ月後。
ヒノエは未だに帰らずに、望美と日々を過ごしていた。
しかし、こうしてばかりもいられない、ヒノエと共に熊野に行くかどうかを決めなければ、と考えた望美。
ヒノエに、ゴールデンウィークにはこちらの世界の熊野へ旅行に行かないか、と話を持ち掛ける。
旅行に行けば、ヒノエの世界の熊野に行く決心がつくかもしれないとの思いを秘めて。

しかし、ヒノエは「考えさせてくれ」との答えを返す。

その夜。
自室にいる望美のもとに、ヒノエからの電話がかかってくる。
「雲間から姿を見せて」と、かつてと同じ台詞で窓から現れる。

何か話があるのでは、と問う望美に、ヒノエは賭けをしないかと持ち掛ける。

「オレが買ったら、オレの願いを一つだけ聞いてほしい。お前が勝ったら、もちろんお前の願いを聞くよ。なんでもね」

その言葉を聞き、一緒に熊野に行ってもらうチャンスだと捉えた望美は、すぐに承諾する。
賭けの内容は、当日になるまで秘密。

約束の日。
鶴岡八幡宮でヒノエを待つ望美だが、時間を過ぎてもヒノエは現れない。
そこへヒノエから電話がかかってきて、流鏑馬が行われる馬道に呼び出される。
神事が始まると、早速二枚とも的中させた人物が現れる。
それは、ヒノエ。
彼は、最後の的も見事射止める。

賭けは、ヒノエの勝ち。
願いを聞く、という望美に、ヒノエは「熊野に旅行に行こう」と持ち掛ける。
驚く望美に、ヒノエは「お前を本当に連れていきたいのはオレの世界の熊野だよ。それが幸をもたらすかどうかを占うために、オレは賭けをしたのさ。そして神意は示された」と告げる。
頷く望美。ヒノエはさらに言葉を続ける。
「お前に、オレの願いを聞いてほしい--一年後に。」
一年後でいいのか、と驚く望美に、ヒノエは望美がこの世界が好きで、名残惜しいだろうからと答える。

望美の笑顔のためならば、この世界であと一年を過ごすのも悪くない。
ただ、望美の心が自分から離れてしまわないように、その心だけは、今、もらってしまうから……。


やっぱり、望美はヒノエの世界に行くことを考えているんですね。
3でも十六夜記でも、ヒノエ君は熊野と望美、両方を選ぶというEDでしたし、どちらかだけを選んだら、それは「ヒノエ」じゃないと思いますしね。

ところで、部屋に侵入してきたヒノエと望美の間にこんな会話が。

「お前は、オレに会いたくなかった?」
「会いたくない……わけないよ…」
「……困ったな。その反応はちょっとずるいんじゃない?」
「え?わっーー」
「ヒ、ヒノエくん。今、おでこに……」
「お前があんまり可愛いからつい、ね」

なんか、ヒノエが甘い言葉を囁く中で、望美からの言葉を引き出そうとすると、望美がヒノエの予想を上回る言葉を・・・というのがこの2人のパターンな気がします。
・・・あれ、ほかのキャラでもそうか。
というか、恋愛漫画・ゲームはそんなものですね。

で、ヒノエ君の流鏑馬姿はどこで出てくるんだろう・・・と思っていたらここでしたね。
あれって、どうやって選んでるんだろう・・・。

まぁ、そんな諸事はさておき。
ヒノエが望美をあちらの世界に連れて行くのは一年後、というところにヒノエの格好よさを見ました・・・!
いくら考えていて、決心がつくかも・・・とは思っても、突然だとやっぱり離れがたいと思います。
それを、高校卒業まで待つって・・・!
ヒノエ君だって、逆鱗で行き来しているだろうとは言え大部分を望美の世界で過ごすなんて決して楽ではないはずなのに。

1年の間も、ただ無為に過ごすんじゃなくて、望美の両親に頭を下げて許可を貰ったり、熊野で望美が過ごせるように環境整えたり、もしかしたら婚礼の儀の準備まで整えたり・・・色々と行動をするんでしょうね。
3EDで結婚しちゃってるし、迷宮でもあちらの世界に言った途端に結婚かなぁ。
 

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